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   <title>都立高校の入試</title>
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   <updated>2007-11-08T15:01:34Z</updated>
   <subtitle>東京都立高等学校（以下、都立高校）は、現在、エンカレッジを入れて62校ある。私立高校が特色化を全面に打ち出して人員を確保してきた裏には、ある面で経営的に有利な条件で公教育を行える環境が整った公立への、資本主義的な競争原理があった。これに対して、都立高校をはじめとした公立高校は、教育の質と量という面では、明らかに私学に及ばなくても、安穏としていられた。しかしながら、先進諸国における日本の教育の地位の低さが露呈するにあたり、また、大学教育現場や社会人としての良識という面における、若者の知見の低さが顕著になるにあたって、公立高校の抜本的な改革が必要とされるに至る。都立高校も、その流れの中で、数多くの改革を内外で行ってきているが、今年度の都立高校の入試形態の変化をみながら、一覧素描してみたい。

現在10の地区に分かれる都立高校における今回の入試形態の変更点においては、まず推薦入試にまつわる変更が目立った。分けても顕著だったのは、従来の評定による評価から観点別評価への移行である（大崎・千歳丘・八王子東・南平・片倉）。また、男女枠緩和制を復活または導入する学校が増えた（板橋・鷲宮・足立西・北多摩）一方で、廃止した学校も散見された（井草・光丘・葛飾野）。また、スポーツ文化推薦を導入する学校は39校に上った。推薦枠自体を広くした学校、逆に狭くした学校も数校あった。

今回の都立高校の推薦入試の変更点においては、成績基準を単なる評定から、正確に生徒の学力を診断したいということから観点別評価に変更する学校がある反面で、平準化された能力よりも、一芸に秀でた者を広く採用しようとする学校が増えた（スポーツ文化推薦の導入校の増加）。ここからいえることは、高校内部の改革もさることながら、改革内容を利用する主体である生徒自体の取捨選択に対する高校側の試行錯誤が垣間見えるということである。これは、改革の過程で、制度を前の状態に戻す学校も、新制度導入校以上に多くなっていることからもわかる。都立高校全体の制度改革が佳境に入ってきた証左であろう。</subtitle>
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   <title>日比谷ルネサンス　–都立日比谷高校の復活</title>
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   <published>2007-11-08T09:03:21Z</published>
   <updated>2007-11-08T15:01:34Z</updated>
   
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      都立では最難校の都立日比谷高校は、国会議事堂を見下ろす好立地に位置する。古くは、府立一中としてその名を知られている。夏目漱石、横山大観、小林秀雄など歴代の著名人を数多く輩出してきたことでも知られる。その往年の偉容は、都立高校の衰退、私立高の躍進の中で、一時陰に隠れたかに見えた。しかし、都立高校の改革と自主努力の成果で、見事、国公私立高校全般の中で、進学実績の高い高校として返り咲いた。日比谷の有名な改革である『日比谷ルネサンス』を通じた根本的な教育改革は、東大に年間30名前後を送り出す成果として表れている。ここでは、日比谷高校の改革『日比谷ルネサンス』に焦点を当ててみたい。

2001年日比谷高の校長に、東京都教育庁出身の長沢校長が赴任する。赴任早々、彼は、通称「日比谷ルネサンス」という制度改革を実施していく。入試制度においては、全国の公立高校で初めての独自入試を実施。公立学校に週休２日制が実施されると、「１授業５０分、１日６時間授業」体制を「１授業４５分、１日７時間授業」に切り替える。休み時間も減らし、週に数回放課後に補講を実施するという徹底ぶり。もちろん夏期休暇中にも学校で補講を行う。「日比谷ルネサンス」は、教育カリキュラムだけでなく、教師への評価体制を抜本的に改革するものでもあった。２００２年「進学指導重点学校」に指定された日比谷高校は、教師公募制を活用することになる。良質な教師の積極的導入と、情熱の欠如する教師の自主的な退校。こうして、日比谷高校は完全に復活する。

制度の改革は痛みを伴うものである。その痛みの影に、多くの教師は日比谷を後にせざるを得なかった。日比谷の改革は、一見、急進的かつ斬新に見えるが、私学ではそれほど珍しいことでない。その点、改革を通して、日比谷は、教育の本来のあり方にむしろ戻ったといって過言ではないだろう。このような本質的な改革ができるのも、伝統校のプライドが背景にあった所以であることは否定できない。改革は次なる改革の序章に過ぎない。これは、復活後の日比谷に対して、エールとともに送りたい警句である。

      
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   <title>躍進の裏に -都立国分寺高校</title>
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   <published>2007-11-04T09:02:34Z</published>
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      都立の抜本的な改革が進む中、進学実績を急激に伸ばしているのが、国分寺高校である。今回は、その国分寺高校に焦点を当ててみたい。高実績の秘密、それは単位制導入の効率的授業運営方針にある。単位制による選択科目中心の授業形態によって、生徒自身が望む大学へ必要不可欠の科目を徹底指導することが可能となり、また、受験に不必要な授業への参加が強要されないことで、生徒の自主的な学習を促すことができるのである。単位制は、生徒自身の自主性による科目選択を促すことから、生徒が進路決定を謝ってしまう可能性を持っており、その点制度上の限界がよく取りざたされる。しかしながら、これは学校側のきめ細かな進路指導と生徒各人の適性を的確に把握することで、ある程度回避できる。国分寺の単位制運用が大学合格実績や現役占有率の高さにつながったことは、そのよい例であろう。

ただし、末端に位置する各教師の横の連携は、教師の転任や配置換えなどで完全には取れないのが公立高校の制度上の限界。現在の国分寺高校における円滑な単位制運用とその実績を、将来にわたって保持し、かつ、さらなる革新を持って伸ばしていくためには、各教師の資質を学校側がしっかりと把握するとともに、適切な職責を与えていく必要がある。また、教師を監督指導する校長の手腕もここでは大きな役割を果たすことになる。生徒を把握するには、教師を把握すること、これが校長の職責ではもっとも大切なことになるであろう。

      
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   <title>都立高校の学校説明会の必要性</title>
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   <published>2007-10-30T09:01:52Z</published>
   <updated>2007-10-30T15:00:57Z</updated>
   
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      都立高校における公開授業・学校説明会のあらましが都から発表されている。実際に学校説明会に参加してみると分かることだが、都立高校の抜本的改革への動きが、いかに遅々とした歩みかが分かる。都立高校の中で公開授業および学校説明会を予定している学校で、満足のいく説明会を施している学校は現在のところ十指にも満たないという状況なのである。これは、都が考えている各学校の抜本的な改革が、末端の学校自体の動きと連動していない証左と見られなくもない。すなわち、学校側が独自の特色化を出せるほど内部改革が進んでいないために、おざなりの説明会にならざるを得ないのである。そして、これは、末端の学校内で、さらに人的な意味での末端に配置される教師自身となると、ことはもっと深刻である。所属する学校自体の制度改革へ構成員として責任を持った参画ができていない教師が少なからずいるというにとどまらず、所属学校の制度改革の内容自体に無知な教師がいる、というのが実情なのである。

このような都立高校の実態を見るにあたり、都が華やかに謳う都立高校の改革標語に陰りが見られる可能性が出ないとも限らない。高校説明会に実効性と内実を持たせるためには、末端の現場の教師の意見を可及的に吸い上げるとともに、実態に沿った活用を図れるように、職場環境の改善や各教師の教職以外での職務の役割分担を通して各人の責任感を醸成し、学校の制度改革を教師レベルで捉えていく地道な努力が求められる。

      
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   <title>都立高校の私学化の動き</title>
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   <published>2007-10-25T09:00:38Z</published>
   <updated>2007-10-25T09:01:29Z</updated>
   
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      東京都立高等学校入試においては（以下、都立入試）、これまで、偏差値的に見れば、大きな変動がなかった。今春の結果から上位校の偏差値を列挙してみると、以下のように、常連校が顔を並べる。

偏差値	69	国立　西
68	日比谷
67	小石川	戸山	八王子東
66	立川	武蔵
65	青山	両国	国際
64	大泉

東京都では、2003年度より始まった『進学指導重点校』の指定制度による都立高校の大学合格実績に基づくランキング分けを、いわば「お墨付き」で出してきたが、これが結局、偏差値の固定化を招来することになった。ところが、2007年6月に、東京都が『進学指導特別推進校』の指定制度を設け、さらなる合格実績の安定化を目指すことで、来年度入試における偏差値の動きに注目が集まってきた。『進学指導特別推進校』によって指定を受けた5校、すなわち、小山台、駒場、新宿、町田、そして国分寺の動向が注目される。

他方、都立校の中高一貫化による偏差値の動きにも注目が集まる。来春、一貫化される武蔵と北多摩が募集枠減で難化が予想されるが、これが常態化した偏差値のランキング表にどのような影響を与えるかは未知数である。しかしながら、高い偏差値を持つ入学者を擁してきた従来の人気校も、内部推進力の低い学校に関しては、都の高校の抜本的な改革と相俟って、今後、自然淘汰されることは火を見るよりも明らかなことである。「都立の私学化」の動きは今後ますます加速化されていくであろう。

      
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