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躍進の裏に -都立国分寺高校
都立の抜本的な改革が進む中、進学実績を急激に伸ばしているのが、国分寺高校である。今回は、その国分寺高校に焦点を当ててみたい。高実績の秘密、それは単位制導入の効率的授業運営方針にある。単位制による選択科目中心の授業形態によって、生徒自身が望む大学へ必要不可欠の科目を徹底指導することが可能となり、また、受験に不必要な授業への参加が強要されないことで、生徒の自主的な学習を促すことができるのである。単位制は、生徒自身の自主性による科目選択を促すことから、生徒が進路決定を謝ってしまう可能性を持っており、その点制度上の限界がよく取りざたされる。しかしながら、これは学校側のきめ細かな進路指導と生徒各人の適性を的確に把握することで、ある程度回避できる。国分寺の単位制運用が大学合格実績や現役占有率の高さにつながったことは、そのよい例であろう。
ただし、末端に位置する各教師の横の連携は、教師の転任や配置換えなどで完全には取れないのが公立高校の制度上の限界。現在の国分寺高校における円滑な単位制運用とその実績を、将来にわたって保持し、かつ、さらなる革新を持って伸ばしていくためには、各教師の資質を学校側がしっかりと把握するとともに、適切な職責を与えていく必要がある。また、教師を監督指導する校長の手腕もここでは大きな役割を果たすことになる。生徒を把握するには、教師を把握すること、これが校長の職責ではもっとも大切なことになるであろう。
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