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都立高校の学校説明会の必要性

都立高校における公開授業・学校説明会のあらましが都から発表されている。実際に学校説明会に参加してみると分かることだが、都立高校の抜本的改革への動きが、いかに遅々とした歩みかが分かる。都立高校の中で公開授業および学校説明会を予定している学校で、満足のいく説明会を施している学校は現在のところ十指にも満たないという状況なのである。これは、都が考えている各学校の抜本的な改革が、末端の学校自体の動きと連動していない証左と見られなくもない。すなわち、学校側が独自の特色化を出せるほど内部改革が進んでいないために、おざなりの説明会にならざるを得ないのである。そして、これは、末端の学校内で、さらに人的な意味での末端に配置される教師自身となると、ことはもっと深刻である。所属する学校自体の制度改革へ構成員として責任を持った参画ができていない教師が少なからずいるというにとどまらず、所属学校の制度改革の内容自体に無知な教師がいる、というのが実情なのである。

このような都立高校の実態を見るにあたり、都が華やかに謳う都立高校の改革標語に陰りが見られる可能性が出ないとも限らない。高校説明会に実効性と内実を持たせるためには、末端の現場の教師の意見を可及的に吸い上げるとともに、実態に沿った活用を図れるように、職場環境の改善や各教師の教職以外での職務の役割分担を通して各人の責任感を醸成し、学校の制度改革を教師レベルで捉えていく地道な努力が求められる。

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