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都立高校の私学化の動き

東京都立高等学校入試においては(以下、都立入試)、これまで、偏差値的に見れば、大きな変動がなかった。今春の結果から上位校の偏差値を列挙してみると、以下のように、常連校が顔を並べる。

偏差値 69 国立 西
68 日比谷
67 小石川 戸山 八王子東
66 立川 武蔵
65 青山 両国 国際
64 大泉

東京都では、2003年度より始まった『進学指導重点校』の指定制度による都立高校の大学合格実績に基づくランキング分けを、いわば「お墨付き」で出してきたが、これが結局、偏差値の固定化を招来することになった。ところが、2007年6月に、東京都が『進学指導特別推進校』の指定制度を設け、さらなる合格実績の安定化を目指すことで、来年度入試における偏差値の動きに注目が集まってきた。『進学指導特別推進校』によって指定を受けた5校、すなわち、小山台、駒場、新宿、町田、そして国分寺の動向が注目される。

他方、都立校の中高一貫化による偏差値の動きにも注目が集まる。来春、一貫化される武蔵と北多摩が募集枠減で難化が予想されるが、これが常態化した偏差値のランキング表にどのような影響を与えるかは未知数である。しかしながら、高い偏差値を持つ入学者を擁してきた従来の人気校も、内部推進力の低い学校に関しては、都の高校の抜本的な改革と相俟って、今後、自然淘汰されることは火を見るよりも明らかなことである。「都立の私学化」の動きは今後ますます加速化されていくであろう。

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